「ことばトコトコ」イベントのご報告です。

昨日開催した、好きな絵本・童話・詩を持ちよって紹介し合う
イベント「ことばトコトコ」のご報告です。

持ちよっていただいた本は、こちらです。
『ぶたたぬききつねねこ』(作・馬場のぼる こぐま社)
しりとりでつながるお話です。

『ころ ころ ころ』(作・元永定正 福音館書店)
様々な色のボール(マル)が、ただただ「ころころころ」と
転がっていきます。しかし、背景によってボールの様子(表情)が
違って見えました。まるでボールにも心があるように。

『からすのパンやさん』(作・かこさとし 偕成社)
多数登場するからす。あとがきに、それぞれの表情にもこだわったと
ありました。

『飛びたかった人たち』(作・佐々木マキ 福音館書店)
飛行機発明の記録です。子ども向けと思えない情報量でした。


ご参加いただいた方が大人の方のみでしたので、短歌を通して、
ことば(表現)・感覚あそびのようなことも行いましたよ。
<雨だけが崇高である>とうたうとき二月の雨はきんいろに降る
           杉﨑恒夫 『食卓の音楽』(六花書林)

「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい
          笹井宏之 『ひとさらい』(書肆侃侃房)

鈴の音にめをみひらいてアスファルトに解けた靴紐凍りつくまで
       穂村弘 『ドライ ドライ アイス』(沖積舎)


短歌を読んで、1首につき3~5分間で感じたこと、感覚などを紙に書いて
いきました。
短時間に、直観でことば(文字)で表現することは、頭やこころをやわら
かくするのにいいですね。
解釈や感覚は、それぞれ違っているところがあったり、共感できることが
あったり、その方の経験から来るエピソードを聞くことができたりで、
大変興味深かったです。
楽しい時間となりました。


次回のイベント開催は、2022年9月17日(土)10:30~11:45です。
詳細は、HPイベントをご覧ください。
ご参加お待ちしています。